2025.5.12 練馬区立開進第二中学校(難聴学級)視察

板橋区立小学校には、通級指導学級である「きこえとことばの教室」が2校、「ことばの教室」が1校に設置され、難聴によってコミュニケーションや学習、生活などに困難がある児童をサポートしています。しかし、区立中学校には同様の学級がなく、特別なサポートが必要であれば他区の通級指導を行っている学校に通ったり、ろう学校を検討したりすることになります。きこえに課題のある生徒の通級指導学級を板橋区立の中学校にも設置してほしいという要望をいただくことがあります。

練馬区には難聴学級が小学校に2校、中学校に1校あり、今日は中学校の難聴学級に視察に行ってきました。
 この学校に通う難聴の生徒は、通常学級で学ぶ時間と難聴の生徒のみで学ぶ時間があります。通常学級で学ぶ時間では、先生が話す内容が通訳者によって文字起こしされ、ほぼリアルタイムで生徒のタブレットに表示されます。最近では音声から自動的に文字起こしができるアプリなどもありますが、それでは対応しきれないところがあるようで、人の手によって訳しているとのことでした。英語など難聴の生徒のみで学ぶ時間では少人数で個々に合わせた授業を行っていました。先生がたの工夫があちこちで見られました。

一言で難聴と言っても状況はさまざま。与えられた環境によってできることも変わってくると思います。板橋区で難聴学級の設置を検討するのであればどのような形が考えられるのか、引き続き勉強していきたいと思います。

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