「5歳児健診」、やっとここまで来ました!【当初予算シリーズ④】

正直、予算って聞くだけで難しそうに感じますよね。でも中身はシンプルです。
みなさんからお預かりした税金が、今年どこに使われるのか。
そこを、できるだけ生活に近い目線でお伝えしていきます。

第4回テーマ:「5歳児健診」のお話

今回は、私がずっと議会で訴え続けてきたテーマ。
5歳児発達健康診査、いわゆる「5歳児健診」のお話です。

実は“空白の3年間”がありました

3歳児健診が終わったあと。
次に行政が関わるのは就学前健診。
つまり約3年間、発達を公的に確認する機会がほぼありませんでした。
この期間に何が起きるか。
発達の特性があっても気づかれないまま入学、ということがおこる可能性があります。

すると――
・授業についていけない
・集団生活がしんどい
・本人も周囲も戸惑う
実際、学校現場ではこうしたケースが少なくありません。
だから私はずっと、「就学前にもう一度確認する機会が必要」と言い続けてきました。

5歳児健診は“身体チェック”ではない

乳幼児健診というと、身長や体重を測るイメージがありますよね。
耳鼻科健診や眼科健診なども。
でも5歳児健診のポイントは別のところ。
集団の中でどう過ごしているか。

たとえば、
・お友達との関わり方
・先生とのコミュニケーション
・集団活動への参加の様子
こうした部分を見ます。

目的は診断をつけることではありません。
「この子にはどんな関わり方が合うのか」
それを早めに見つけるための機会です。

板橋区の実施方法はこうなります

実は5歳児健診、自治体ごとにやり方がかなり違います。
板橋区が選んだのは、個別医療機関方式
区内29か所の契約医療機関で受診する形でスタートします。
正直に言うと、私は園医方式を推していました。
この話はまた別の機会にじっくりしたいと思います。

受診までの流れ

まず、4歳11か月になる月の下旬。
板橋区から案内が郵送で届きます。
対象は、5歳から5歳7か月までのお子さん。
おおむね年中さんの時期です。

特徴的なのがアンケート。
・保護者
・幼稚園や保育園の担任

この2方向から記入してもらいます。
家での姿と、集団での姿。
両方を見ながら医療機関で健診を受ける流れです。
ここがかなり大事。
発達の特性って、どちらか一方だけでは見えにくいことがあります。
家庭の様子と集団での様子が大きく異なることがあるんです。

でも、これで完成ではありません

この5歳児健診今年度からスタートしましたが、
私はこれをゴールだとは思っていません。
いまの制度は、保護者が希望しないと受診につながらない仕組み。
ここには課題があると思っています。

集団での様子を毎日見ているのは園や学校。
家庭だけでは気づきにくい部分もあります。
見逃しを減らすために、受診のきっかけづくりはもう一歩工夫が必要。
これは今後もしっかり議論していきたいところです。

本当に大事なのは「健診のあと」

誤解されがちですが、
健診の目的は診断名をつけることではありません。
その子が自分らしく学べる環境をどう整えるか。
ここに尽きます。

健診担当、支援担当、学校、家庭。
この連携が弱いと意味が薄れてしまう。
だから私は、健診後の支援体制づくりにも力を入れていきたいと考えています。
安心して入学の日を迎えられること。
それが一番大切です。

板橋区公式HPの案内はこちらです。

最後に

制度は作って終わりではありません。
使ってみてどうだったか。
現場で何が起きているか。
その声が、次の改善につながります。
ぜひ率直なご意見を聞かせてください。
それでは、また見に来てくださいね。

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